「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
俺は敵に向かって走り、一人を蹴り飛ばした!
ドガァッ!
「うわぁーッ!」
兵士の持っていたP-90を奪い取り、応戦する!
ドガガガガガガガガガガガガガガガッ!!
深夜の公園での銃撃戦はさながら、子供の頃のサバイバルゲームを思い出す
トン、コロコロ
「フッ、子供の頃はガンタイプのモデルガンだけで、手榴弾なんてなかったぜ!」
俺はちょっと敵とこちらの戦力差にムカっとしながらもブッシュへと隠れる
ボン!
「しまった!スタングレネードか!?」
まばゆい閃光に俺は目を閉じた
………………
時間少々、俺はブッシュから顔をだし銃口を再度向ける
一人の男が同じくして銃口を向ける、月明かりで見えるはSIG P228、FBIで愛用される銃だ
時間の流れが遅れているのを感じる、いや、遅れているのは俺と奴だけか?
俺がP-90の引き金に手を当てる
奴はP228の引き金に手を当てる
俺はP-90の引き金を引く
カシッ!
奴がP228の引き金を引く
パンッ…パンッ…パン…ッ!
奴の銃口に薄黄色が浮かび上がる
俺の身体は左に反転、次は右へ戻され、胸を押される
直撃
奴の銃弾は俺の左肩、右脇腹、そして胸部を撃ち抜いた
銃弾が抜けると同時に俺の身体も後ろに倒れる
ドサッ!
ズシャッ!!
謎、不思議と痛みはない、だが血は流れ続ける…
兵士が数名、俺を取り囲む
全員が倒れた俺に銃口を向ける…そこに一人の男が。
先程の兵士
奴は何かを口走る、しかし無教養な俺には英語は分らない。いや何を発音しているのか聞こえない
奴の銃口は俺の額を狙う
・・・・・・・・・・・
パンッ!
銃口から同じ薄黄色が浮かぶ
目の前は闇、闇、闇
音も聞こえず、何も見えず、何も考えられない
俺は最後に思った
俺のP-90がジャムを起こしたのは、偶然だったのだろうか
OPERATION OVER