Just kidding...so take it easy

比較的くだらないお話


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6月11日 『私たち、付き合って6年になります』
ホイールとタイヤを変えてうきうきだったとある晩。
某牛丼屋かの駐車場から出ようとしたときに、そんなところにブロックがあることにまったく気が付かず、右側を『ガリ』。
そこで一旦バックすればよかったものの、ムリに前進して『ガリガリガリ』。
結果、ホイールとボディ右側下部をキズまるけにしてしまった。はぅ。(TT)


ある、雨の降る深夜。
駅前にも関わらず、時間が遅いことでそこを通る車の影はもうない。
なんでかもう理由を憶えてないけれど、なんだかその晩はハイだった。
交差点で赤信号待ちをしていても、ウキウキだった。
大体こういう油断しているときにコトが起こると決まっているのだが、それにすら気付かず、青になった瞬間、アクセルを一気に踏む!!その瞬間、ジャジャ馬モード、発動!!一気に流れるテール!!反射的にカウンターをあてる!!…しかし、どんなシロートでもカウンターを『あてる』ことは出来る。問題はその後だ。そう、反動で一気に来るおツリ!!一瞬で逆方向に回るマシン!!目の前の景色が横線になった次の瞬間――

――バックミラーに移っていた景色が、目の前にあった。 (周囲に車がいなかったから大事故にならずに済んだが、ハッキリ云って危ない!!反省。)


これまた、雨の深夜。
友人宅から帰るのが遅くなり、ちょっと帰途を急いでいた。
信号のない交差点から、国道へ出ようとする。
横からトレーラーが来ていたのだが、出られるだろうと思って前に出た。と、そうはいうものの、このトレーラー、そうとうなスピードで走っていたようだ。みるみるうちに背後に迫る。そしてしかも、そうやって前に入ってきたことに腹をたてたのだろう、背後でパッシングとホーンの嵐だ。こりゃいかん。とりあえず距離を取るべく一気にアクセルを踏む。(…もうおわかりですね)
この当時(そして上記の交差点事件の時も)は、LSDがノーマル(トルセン)で、これがかなりピーキーな特性をもっていた。当然、一瞬にしてテールスライドが発生する!!カウンターをあてる!!おツリでテールが逆方向に流れる!!再びカウンター!!またまたテールが流れる!!…そのまま、ツリのツリをもらいつつ四、五回ほどおシリを振り振り爆走するマシン!!…気が付くと、トレーラーは(かなりびびったのだろう)遥か後方に…。

そりゃ、目測を誤ったのも悪かったろうし、ピーキーな特性を頭に入れずアクセルを踏み込んだワタシも悪かったけど、アオリを食らわしてくるアナタも悪いんだよ…。(運転者には、『事故を起こさせないように運転する義務』もあるんだからさ…。)


まあ、色々なことがあったけど、ゲティにとってRX-7というクルマは、これ以上ない相棒である。


補足
 RX-7の現行モデル(V型)は、かなりマイルドな特性に変えられているそうです。

6月4日 『ネットワーク社会の弊害』
ゲティは、最近、ケータイをほったらかしである。(そして『連絡がつかん』と怒られる)
こないだも、数日ほっておいて、気が付いて見てみる。
留守電が入ってる。
聞いてみる。
『あのー、○○ですけど、例の着物の件、△△円でOKですので。』
…誰やねん、あんた。

ケータイの留守電入れ間違いは、かなりの頻度で起こってるんではなかろーか。
まあ、ある意味しゃーないのだが……
『もしもし、俺●●だけど。友達になりましょう。』
『●※△☆……』(←説明できないノイズ)
『もしもし、あの、連絡待ってます。』
…これだけ、数が多いと、流石に鬱陶しい。(おまーら、ヒマだろ!?そーだ、そーに違いないっ!!(><))

ので、一考。
『留守電応答メッセージを、英語にする』
――これ、どうよ。

幸か不幸か(?)ゲティは『すぴーどあ、すぴーどあ、めそ、めそ』『ですとろいぜもー』とさんざんゲーム英語を(時には意味も解らず)喋ってきていたので、それなりに胡散臭い発音は出来る。来社する顧客をして『あいつはアメリカ人か?』と云わせるくらいのモノは持っているのだ。『りーべるた なぷるーさ ばきゅら』とかナ。(←英語ではないのでは?)

留守電のメッセージがいきなし英語なら、わけわかにかけてくる連中も、ちったぁビビるんでないかい?

とにかく、実行に移す。録音メッセージを、『自作』として、こんな風にしてみた。
『Hello, this is Getty. I'm not available right now, so please leave your message after the beep. Thank you. Bye-bye.』

――数週間後――

『もしもし、俺○○。また電話するわ』
…やっぱし、入ってるやん……。(TT)

わかったこと
 彼らは、最後の『ピー』しか聞いてない。

対処方法
 諦めよ。

5月12日 『なんか用か、九日、十日』
会社で、同僚が、別の部署へ仕事を頼みに行った時に、いきなりそう云われて固まったらしい。
(相手はいわゆる、オバちゃんである)
ダジャレは心の清涼剤である。…そりゃ、どーしょーもなくさぶいのもあるが、心の隙を突いてずばっと来られたりするとそれだけでノックアウトされてしまったりして、あなどれないのである。

こういうのって、アメリカでもあるのかなぁ…と、ふと思う。

ボケ・ツッコミに関しては、はっきりと『ない』。仕事で働いていたあるエンジニアに訊いたのだが、ズバリないと云われた。そりゃそうだ。(仮にツッ込むとしても、『Hey!!』くらいだそうだ。く…苦しい)

ところで、この間英語のレッスンに行った時、先生が去りぎわに挨拶。

  『See you later, alligator!!』

まったく無防備だったので、思わず噴き出してしまった。べつに、『アリゲーター』にゃなーんの意味もありゃしない。韻だけである。だけど、まさかそんなこと云われるとは思わなかったから(タイミングもよかったけど)みごとにヒットしてしまった。

で、『ああ、やっぱしそういうの、英語圏でもあるんだ』と再認識。そーゆー、ダジャレっ気満載な言葉あそびって、やっぱり世界共通なのね。…いっそ、ダジャレ教とか作って信者を募れば、世界は平和になるんじゃなかろうか、なんておバカなことまで考えてしまった。

いや、なんか幸せになりました。

わかったこと
 ダジャレは世界共通の言語かもしれない。

もしあなたが『See you later, alligator!!』と云われたら、こう返しましょう
 In a while, crocodile.

5月3日 『ACG-FK』
『ゲームセンターあらし復刻版2巻』を探して本屋をハシゴしているときに、『アーケードゲーマーふぶき』なる本にめぐりあった。

『新千年紀のゲームセンターあらしだぜいッ!!』などとオビに銘打ってあれば、買わないわけにはいかない。ちくしょう、商売上手め。

内容的には、あらしのようなゲーム漫画というより、プレイヤー『ふぶき』に関する出来事を描いた、ゲームプレイヤー漫画である。ゲームシーンはほとんどないし、もちろんエイリアンが虫歯菌に変身したり、20万点を超えるとモンスターが増えたりもしない。だから、あらし的な内容を求めて買うとちょっと…である。(それなら復刻版を全部集める方がいい)

発行を見てみると、4/6にコミックス初版発行、連載は月刊ファミ通Waveにて1998.9〜2000.3となっているから、まんざら古いわけでもなさそうだ。

――しかし――

『一撃でクリアーっ!!』
『あッ!!Dr.キックだー!』
『やっぱり……犯人はヤス?』

――いや、それは、ワタシは100%理解できる(つーかウケまくり)のだが……
果たして、今の若いヒトたちに、いったいどれだけ理解できるのだ!?(TT)
(Dr.キックなんていまどき知ってるヤツいるのか!?(><))

――随分リスキーなマンガだと思った、春の一日だった……。

…なお、最終回にて、ふぶきはある人物と対戦することになる。
その人物は、物語中、何度も登場する、ある者である。
その者の姿が、物語の中で明示されることはないが――
その正体は、云わずとも、容易に想像できるであろう。
そして、あなたが最後のひとコマを見たときに、それは確信へと変わるであろう。

わかったこと
 ワタシは、歳を食った。

4月10日 『ファニー・ストーリー』
ウチのグループでは、アメリカへの出張が多い。
そしてそこで作られるおバカなお話は『ファニー・ストーリー』と呼ばれる。

ボスが先週、帰国した。
この人は流石に何度も渡米しているだけに、勝手を知っている。がそれだけに、よくとんでもないこともする。さきの11月、ゲティが行っていたときにも、『夜中の2時に、酔ったまま、通りを数キロ歩いて帰ってくる』というメチャクチャな事をしたばかりである。(危ないっちゅーの(><))

そして今回も。

彼は、買い物に行っていた。スーツにネクタイという、見た目は至ってまじめなビジネスマンスタイル。

しかし、その行動が悪い。本人曰く、カゴを持たず、両手に一杯菓子だの水だのを抱え込んで、それもすぐにキャッシャーに行けばいいものの、あっちへうろちょろ、こっちへうろちょろと不穏な動きをしていたらしいのだ。

そして彼は店を出たところで呼び止められる。

それはその店のガード。話によれば15、6に見える女性だったらしい。彼は買った物を全て出すように云われる。彼は『なんだこの小娘め』と思ったらしいが、そこは不満ながらも一つ、二つと品物を出す。だがガードも引かない。『全部出せ。早く。』ますますムッとするボス。そして彼はこまごまとした高々20$程度のそれらを全部出させられ、確かめられ、そしてあとは『OK.』と『済まんかったの一言も無しや(本人談)』のまま解放される。

…そう、ようするに、何かを万引きしたと思われたのだ。それも無理ないだろう。あまり両手一杯に菓子を抱えて店内をうろちょろする人はいないし、ましてやこっちはアジア人である。

『そんなモン、こっちゃスーツ着てるのに、盗るワケがないやないか』と彼は云っていたが、しかし、おそらく相当不穏な動きをしていたのだろう。そう云えば前回みやげとかでトイザラスにおもちゃを買いにいっていたときも、突然どっかへ行ったり、うろちょろと怪しげな動きをしたりしていた。あれじゃあガードじゃなくても捕まえるよ…。

…ワタシは、ウチのグループで何かコトが起こるとしたら、きっと彼にだと思っている…。

教訓
 李下で冠を正さず。

教訓2
 初心忘るべからず。

ボスへ一言もの申す
 ボス、それ、シャレになってません。

4月3日 『誰やねん!!』
何かに集中している時に、電話で邪魔されるのはかなり痛い。
一説によると、一度電話に出て集中力が途切れると、そのあとまた元のように集中するのに数十分かかるんだそうである。

そんなワケで、仕事中、集中を乱されたくないときは留守電をかけておく。

さて、その日、ワタシの隣の同僚が、朝から慌ただしく動いていた。担当が違うので詳しくはわからなかったが、ワタシと彼とは『〜は、これこれこうやから――』『なんでやねん!!』というボケツッコミ仲であり互いに良く知るから、なにかあったのだなということは判る。(ちなみにげちーの方が年下なのだが、げちーは主にツッコミである)また、この時彼はアメリカから帰国した直後で、おそらく激しい時差ぼけに襲われていたと思われる。

ワタシはその時自分の席で黙々とプログラミングしていたのだが、この時、留守電をかけていなかった。

とあるルーチンを書いている最中に、突然けたたましくなる電話。同時に、ゲティの頭の中に浮かんでいたルーチンが一気にノイズでかき消される。

『ったくーっ…!!』

考えていた部分が文字通り吹き飛んだことにより一気に不機嫌になるゲティ。だけれどその音は外線からの電話。これをムシャクシャするからと無視するわけにもいかない。ゲティは受話器を取り、何ごともなかったかのように応対する。

『――ハイ、○○会社 △△部です。』

と、ややあってから、 隣の同僚の声で、
『――すみません、間違えました。』

!?

な、なんだかわけがわからない。

『――すまん。間違えて、そこへかけてしまった。――そうか、オレ、ボケボケで気付かんかったけど、これはウチの番号やないか。』
彼は手に持っていた、ついさっきFAXとして送ったばかりの紙を手に、ゲティに向かって云った。
『ど――どーゆーこと?』
まだよく飲み込めないゲティ。受話器を下ろすことも忘れてうろたえる。

『いや――俺、さっきこれをFAX送ったんや。で、向こうへ電話して話をしようと思ってかけたんやけど――』
『――オレ、右上に書いてある、ウチの会社の番号にかけとった。』

その番号は、つまり、ゲティがとった電話の番号である。確かにそのFAX紙の右上部分にはウチの会社の情報が書いてある。

『――じゃ、FAXは――?』
『…見てくる。』

しばし後――
『あのFAX機、一生懸命自分自身にFAX送っとったわ。』

つまり、彼は、まったく天ボケのまま、自分の会社にFAXを送って、自分の会社に電話をかけていたわけである。

ようやくことを飲み込めてしばらく爆笑が止まらなかったゲティが、そのあとプログラミングに復帰できるまでには、たっぷり一時間が必要であった…。

教訓
 疲れていると思ったら、無理をせず、休みましょう。

ゲティ本日まとめの一言
 で、この受話器はもう置いてええの?

3月29日 『津軽海峡冬景色』
 少年は、四歳という年齢にも関わらず演歌が好きだった。とりわけ、津軽海峡冬景色がお気に入りだった。

あるとき、それを知った親戚連中が、新年会の席で彼にそれを歌うよう要求してきた。

しかしながらシャイな彼はとてもそんな大人数の前で歌う気にはなれず、いやだとつっぱねた。その時はそれで収まったのだが、しばらくしてから酔った親戚連中は再びまた歌ってくれと騒ぎ出した。それでも、がんとしてうんと云わない彼に、親戚連中は『それじゃあ向こうの部屋で、おばちゃんにだけ聴かせて』という提案をしてきた。

それなら、まあ…と彼はしぶしぶ承諾し、そのおばちゃんと一緒に二つ向こうの誰もいない部屋へ行って、渡されたマイクで津軽海峡冬景色をぼそぼそと歌ったのである。

――戻ってくると、親戚一同やんやの喝采で大盛り上がりしているのである。

『上手かったぞ!!』
『よかったぞ!!』

だが、少年は彼らに歌って聴かせたわけではない。『おばちゃんにだけ』聴かせたのである。なんのことかわけもわからず、少年は不思議に思ったが、とにかく彼は席に戻って、中途半端なままだった食事を続けるのである。

 実はそのマイクがワイヤレスマイクであったのだという真実に彼が気付くのは、それからたっぷり20年も経ってからのことである。

教訓
 外部の敵より内部の敵。

3月20日 『かくれてないで、出ておいで』
長らく手のかかっていたメリス絵が手を離れたことで、ちょっと久しぶりにバイクでも乗ってみようかとキーを取り出す。

しかし、冬の間ほったらかしであったから、これがエンジンかからないのだな。しばらくセルをぶんまわしていたが、諦める。きっとキャブが腐っているか、プラグがベトベトだったりするのだろう。

しかもタイミング悪く、ステップ部に破損を発見。これは明らかに危ないので、ついでだから修理・調整に出そうと決意。たしか、購入店のツーリングパスポートに無料引き取り券がついていたはず。

――ところが、それが入っていたはずのバイクのトランクには、自賠責の証明が一枚あっただけ。おかしい…どこへやったのだろう。――だいたい理由は推測できるぞ。トランクに入れっぱなしだと盗まれたりするから、部屋の中へ退避したのに違いない。しかしどこへ置いたか忘れた。意味ないじゃん。(><)

例に漏れず、部屋の中はひっくり返したオモチャ箱だから、まずこれを片付けないと話が始まらない。そして大掃除が始まる。(←この時点で完全に趣旨が変わっているのだが、もはやそれどころではない)

三時間後、確かに部屋は片づいた。キレイにはなった。だがやっぱしパスポートは出てこない。困った。アレがないと、のちのち、遠出したりしたときにすごく困るのだが…。――しかし、こういう『ハマリ』状態のバヤイ、これ以上続けてもまず出てくることはない。――今日は諦める。

しかし悔しい。なんで防犯のために退避して自分が忘れにゃならんのだ。ワタシゃリスか。…そーいえば、クレジットカードでも同じ事をしたぞ。泥棒も見つけられないだろうが、ワタシも見つけられない。あかんやん…。

そうして、風呂にはいっていたとき、ふとひらめいた。
『――カバンの横のポケットちゃうん?』
いつも持っていくカバン。Optionのロゴの入ったカバン。その横にファスナー付きのポケットがある。カードモデムが入れっぱなしになってるあそこだ。…いや、つーか、ぜったいそうだ。間違いない。あのカバンはいつもトランクに放り込んでるし、前回オイル交換したときも持ってって、あそこに入れてるはずだ。ゲティは風呂から飛び出して、部屋へと駆け込む。

カバンを探す。いそいそと探す。あった。その横のファスナーを開ける。ええい、モデムめ、どけぃ。その奥に一冊の冊子。それを取り出す。その表紙は――
『TOURING PASSPORT』

あるやないか〜〜〜!!!!


既に外はとっぷりと暗い。今からバイク屋に電話するのもヤだ。修理に出すのは、来週にしよう…。

教訓
 忘れるなら、隠すな。隠すなら、忘れるな。

室内開拓度
 30%。

今後の課題
 まだ混沌状態の本棚をどうするか。


3月11日 『続・じゃじゃ馬奈々子とのランデヴー』
というわけで、リベンジであるが、病み上がりの、休出後という落ち着かない状態での挑戦になってしまった。

しかも、コースへ向かう途中、おりしも降り出した雨が無情に路面を濡らし始める。この時点で、リベンジは中止。レインでは仕方がない。

コースへ着くと、なんと30台以上の車、車、車。まさかこれ全部ジムカーナ組!?土曜日の一時間枠、かつこの天気だから台数は少ないと思っていたのに。――が、事情を訊くと、貸し切りでの走行会とのこと。納得。

で、スタート。この日はタイム計測なしだったのだが、サーキット側の好意でラップ測定器を貸してもらえた。粋なはからいである。もっとも、既に完全ウエットであったから、気楽にいく。――つもりだったが、ラップ2、3、4で17秒前半、ラップ5で16秒前半が出る。――レインでの過去のタイムが残っていない(どっかいった(><))のでうろ覚えだが、これは結構いいはずである。――が、これで欲が出たか、以後、タイムは落ちていく。17秒台から18秒台に入り、ついには19秒から20秒台へ。――この後最終ラップの30ラップまで、タイムが17秒台に戻ることはなかった。

理由はこんなところだろう。周回を重ね、なまじ挙動に馴れてくると、テールが流れてもドリフトでクリア出来てしまう。だからより奥へ突っ込むようになり、ブレーキが遅れ、滑って遅くなる。きっと、ドライ状態でも同じことが発生しているだろう。意識的に手前でブレーキングし、丁寧なステア操作とアクセルワークを心がけ、より高速にコーナーを抜ける努力をすれば、もう少しタイムを伸ばせるはずだ。

いずれにせよ、ひさしぶりの走行はこんな感じで幕を閉じた。次は当分いい時間帯がないから、いつになるかわからないけど、いい気分転換になった。さあ…これでまた当分は、絵だのなんだのに集中だ。

リザルト
 1'16.307(Lap 5, rain)

本日のベスト
 計測なしのため該当者無し。

本日の江戸っ子
 測定器を貸してくれたサーキットオフィシャルo"(><)

3月5日 『じゃじゃ馬奈々子とのランデヴー』
久しぶりに、鈴鹿サーキット・南コースへ行く。

南コースというのは、鈴鹿サーキットにある、ジムカーナやカートレース、小さなイベント用にあるコースのことである。(あのBOON!!も来た!!…筈だ)安価で誰でも利用できるので地元のみならず割と遠方からも練習に来る人がいる。

こういう、クローズドコースで、自分の車を限界まで振り回すのは、実は運転技術向上に大変有効である。もちろん、公道でレースをしろという意味ではなく、突発的アクシデントに巻き込まれたとき、回避できる可能性が上がるということである。例えばパニックブレーキを踏んで、タイヤが完全にロックしたとき、一瞬ブレーキを抜くことで、あなたは前にいるトレーラーに合体しなくて済むかもしれない。それは頭では解っていても、実際にはその場になると、『キー、ガチャン』である。こればかりは何度か体験して(いや、事故ではなく、ロックを)馴れておくしかない。

特に南コース・ジムカーナ走行時間帯は、ラップタイム制で、混走ではないから、安心して色々なことを試せる。タイムも表示される。ヘルメットとグローブと乗用車(バンやトラックはダメ(><))以外何も要らない。一時間5500円で走れる(非会員)。お勧めである。

さて、本日は大会のせいか、一時間枠のわりに台数が多かった。約15〜20台ほどだったろうか。ピットにはフェラーリが止まっていて、『おおっ、気合い入ってる!!』と思わせられたが、さすがにそれは別のイベントに来ただけらしく走ることはなかった。残念。代わりに、ほぼノーマルと思われる軽(ミラかアルト)で走っている方がみえた。すごいっ。かっこいいっ。スポーツカーばっかでなしに、こういう人がもっといてもいいと思う。

福井からみえたらしいお兄さんとちょっと話をする。なんでも南は初めてだそうで、かなり戸惑っておられるようだった。南コースはわりといやらしいつくりなのだ。ガンバレ。(TT)

肝心のゲティの方は、ファイナルギアの変更/サスペンションアライメントの変更で回転数や挙動がまったく変わってしまい、全然わからなくなってしまった。なんだこのクルマは。こんなの奈々子じゃないや(TT)

コーナーからコーナーの間に、以前ならちょうどよかったところで回転数がオーバーレブする。低域トルクの向上が災いし、テールが流れまくる。また、台数が多いためピットストップの時間が長く、タイヤが温まらない。従い、コーナリング中に粘ってくれない。究極のドリフトである『ニュートラルステアドリ』が出てくれない。滑らなくていいところで滑り、滑ってもらいたいところで滑らない。結局、八本走ってうち二本でスピン、ベストは1'05.6弱に終わった。自己ベストより1秒以上遅い。まあ、半年以上まともに走っていないから、しょうがないといえばしょうがない。来週もう一度走りに行って、模索してみようとリベンジを決意する。リアタイヤをもう1ランク上げる手もあるが、それは今のタイヤをもっと使いまくってからでも良いだろう。

福井のお兄さんに、クラクションで挨拶して帰途につく。ごきげんよう、またいつか会いましょう。お気をつけて。

リザルト
 1'05.596(+1.009, Lap 8)

本日のベスト
 1'02.???(競技用CIVIC)

本日の頑張り屋
 軽で走っていたヒトo"(><)

2月26日 『アツい時代に浸る』
某所へ入り浸っていたとき、以下のコマンドを見つける。
『上上下下左右左右BA』

いわゆる、コナミコマンドである。

コナミコマンド自体は、割と有名ではなかろうか。最近でも使われたものもあるはずである。

では、これは?
『上下左右 下上右左 左右下上 右左上』

…まあ、どうでもよいのだが、とにかく、当時はコマンド全盛だった。わけもなくコマンドが存在した。バグでさえ裏技、あるいはゲーム中のテクニックとして堂々と公開されたりした。

そしてそれを楽しむ我々がいた。ドルアーガに60より上の階はないとわかっていても、ファミコンをハングさせてさえ楽しむ我々がいた。

年寄りのたわごとなのかもしれないが、とにかく、当時はアツかったのだ。カートリッジの斜め挿しでカセットが壊れるリスクよりも、それで現れる新しい何かを期待する、そんな時代を我々は生きた。

2月23日 『魂の叫び』
 思えば、ワタシも昔はアツかった。バンジージャンプを戸惑っている友人がいたら、『手本を見せてやる!!バンジーはこうやるんだ!!』とそのまま命綱をつけずに飛んでしまうような、そういうタイプだった。

 友人とゲーセンへ行く。基本的にはゲーマー、それもシューティングが好きなタイプだったから、新しいシューを見つけるととりあえずコインを放り込む。高速弾が所狭しと飛び交う。気づく暇もなくやられる。『いつ死んだ!?』ツッコミも入る。

 どう考えても避けられないだろそれは、というような弾幕の中を、大騒ぎしながらニュータイプのように突き進む。意地でもボムは使わない。そしてやっぱり死ぬ。

 翌日は当然筋肉痛になる。連打のしすぎでヒジを壊したりもする。それでもまたコインを放り込んでいる自分に、猿の姿が重なる。

 騒ぎすぎておっちゃんに叱られる。ごみん。頭ではわかっているんだけど、男にはそれでも戦わなきゃならない時があるんだ。少なくともその当時はそうだった。


 ――思えば、今の自分に欠けているのは、このアツさなのかも知れない。

アンチテーゼ
 今の歳でそれをやっちゃ色々マズい。

2月15日 『ガス騒動』
 かつて、ゲティは『にんにくトウガラシ』(通称ニントン)に凝っていたことがあった。某ラーメン屋でそれをしこたま放り込んで食べるのである。最初は添えつけのスプーンに一杯、それが二杯に、三杯に、やがてそれがレンゲ単位になり、ゲティは友人とまるで取りつかれたかのように『にんトン量競争』を行っていた。――ニンニクものであるから、当然その臭いは半端ではない。だが周囲の(主に身内の)うとましそうな様子もはばからずゲティは毎日のようにそれを食べていた。
 さて、当時ゲティは大学院生で、その日は教授と論文について話をする事になっていた。しかしゲティはこの日、午前中にまたその店に行き、レンゲ二杯強のニントンをぶちこんだラーメンを食べてきていた。ここまでくると流石に自分でもまずかったな、と思えるほどの臭いである。何というか、口からのみならず身体中から臭いが出ている感じである。臭い消しなどいくら食べてももはや微塵も効きはしない。だが、その強烈さを改めて思い知る事になるのは、教授の部屋に入ったときである。
 『失礼します。』
 ゲティはドアをノックし、中に入る。教授は何か机で作業をされていて、ゲティは先に資料を並べてソファで待つ。やがて教授は立ち上がり、こちらへ歩いてきて、対面のソファに着席された。
 『……ん?』
 だが、その瞬間教授は不審そうに何度もあたりの臭いをかぎ始める。やはりまずかったか。さしものゲティもやや後悔の念にかられる。ここは一つ正直に云っておこう、とゲティが口を開こうとしたその瞬間、教授の口を割ったのは、意表を突く言葉であった。
 『――キミ、なんだかガスの臭いがしない?』
 思わず口をつぐむゲティ。教授はなおもさかんに鼻をくんくん云わせ、立ち上がって室内のいたる所の臭いをかぎ始める。『ちょっとこれおかしいねぇ、ガス漏れてんじゃない?ねえ』『おかしいなぁ……これガスの臭いだよ。』『ねえ○○さん、ちょっとガス漏れてないか調べてくれる?』…………

 ……もはや、それが自分の食べてきたニンニクの臭いであるとはとても云いだせないゲティであった。

教訓
 周囲の迷惑になるような、ニントンの過度の摂取はやめましょう。

今後の課題
 ガス警報機はニントンで鳴るかを確かめる。

1月22日 『デイトナUSA』
その日、ワタシはバイトでゴミ運びをしていた。乗っているのは2tダンプ、運転は友人I、ワタシは助手席でヤングマガジンを読みふけっていた。
『デ〜イ〜ト〜〜ナ〜〜〜〜!!』
Iは絶好調だった。彼は当時、デイトナUSA(セガ)がお気に入りで、連日プレイするとともに、出たばかりのサントラも購入、ヴォーカルアレンジされたそのメインテーマをずっと歌い続けていた。
そして我々は表通りから裏へ入り込んだ。そこは新しく出来たバイパスで、焼却場への近道だったが、へんぴなところなので車通りはほとんどない。道幅はかなり広いのだが、ここで対向車を見ることは希である。
『デ〜イ〜ト〜〜ナ〜〜〜〜!!』
彼は鼻歌も調子よく、焼却物満載のダンプを走らせる。そしてそのまま、右ほぼ90度のコーナーへ。
『おっ、おわっ、滑っとる滑っとるっ!!』
鼻歌のせいか、ゲームのイメージが頭の中にでもあったか、ややオーバースピード気味にそこへ入ったダンプは不安定にテールを滑らせながら立ち上がる。ゲティは(あぶないヤツだな)と思ったが、まあその場はヤングマガジンに集中することにした。
そして、右へ曲がる次の交差点。事件はここで起こった。先のテールスライドに気を良くしたのだろう、彼は『デ〜イ〜ト〜〜ナ〜〜〜〜!!』と歌いながら、殆ど減速せずにその交差点に進入したのだ。アウトインアウトのラインで突っ込むダンプ。大きく傾くダンプ。だが次の瞬間ワタシの目に映ったのは、すでに45度傾いた最後の景色だった。
ド〜〜〜ン!!という大きな音。『え〜〜〜!?』という叫び声。――我に返ると、ヤングマガジンを両手で広げていたワタシの尻の下には助手席の窓があった……。
(そして頭の上にはシートベルトで吊るされたIが居た)

この事件により、当該ダンプはその生涯を閉じた。不幸中の幸いだったのは、モノも人も巻き込まない、単なる自爆で済んだことである……。

わかったこと
 荷物を積んだダンプでドリフトは出来ない。

教訓
 けしてマネをしないでください。

1月16日 『ゲティは何処!?』
 ワタシが出張から帰ってきた時、同じグループの人に話しかけられた。
『おう、ゲティ。俺らお前が迷子にでもなったんちゃうかって心配しとったんやー。』
 何のことかさっぱり話がわからないのである。
『…どういうこと?』
『いや、駐在のM氏から、お前を探してるらしいメールが来てな。お前が一人で、泣きながら迷子にでもなってるんちゃうのかってみんなで云ってたんや。――なんか、仕事でもあったんちゃうのか?連絡したらどうや?』
 そりゃ確かに向こうは広いからカンタンに迷う事は出来るが、しかしそんな話はワタシが向こうにいる間にはまったく耳に入ってこなかったぞ。
 不審に思いながらゲティはそのメールを見せてもらう。それは『Where Getty is(ゲティの居場所)』というタイトルと共に、ゲティにつなぐための内線番号やビルディング名などが英語で記されたメールであった。英語ではあるが、カンタンなそれであり読むのに間違いはないはずである。のだが…。
 『…あの、これ、Where is Getty(ゲティはいったい何処に居るの?)じゃなくて、Where Getty is。』

 お願いですから、勘違いでヒトを迷子にしないでください。

教訓
 メールはちゃんと読もう。

教訓より派生する課題
 ナナメ読みはやめよう。