Waiting Angels
まちあわせ
使用ツール PhotoShop6.0
「User…遅いね。どうしちゃったのかなァ……。」
「きっと、もう…来るよ。」
「雪――また降ってきたね。」
「ホントだ。…また今夜、積もるかもしんないね。」
「デミー…頭、濡れちゃうよ。」
「平気。ボク、雪好きだもん。――フィムこそ、屋根の下、入ってたら?」
「ううん…あたしも、ここで待ってる。…ケド、」
「――ホント、遅いなぁ……。」
あまりにダメくさくて一度は下描きの段階で捨てたんですが、気を取り直して塗ってみたらこうなりました。
DDEの世界では(一応)はんたぢ世界のはずなのに、背景が現代社会っぽいのは…そういう気分だったからです。(※1)
ハネの描写が強引なのは…下描きの段階で、テーマがはっきり決まらないまま中途半端に進め(※2)
結果としてハネのことをちゃんと考えた構図にしなかったからです。(pq
まあ、それはさておき(さておこう。さておくべきだ)やりたかったのは、凍える寒さの冬の中での、ちょっぴりあったかい一シーン、だったんですよね。なので、それがちらりとでも感じられればそれでヨイです。
描いているときはというと、ひむを描くとでみを描けと云われ、でみを描くとひむを描けと云われるので、えーい、ひさびさに両方出しちゃえと。例によって小物好きなので、缶コーヒーとか合いそうだと。(ここで気分が現代になった)ひむにバッグとか持たせたかったけど、置く場所がなくなってうぐぅと。いっそハネなしにして人間として扱おうかとも思ったんだけど、そうなると耳尖ってるのおかしいじゃんと。(※3)なのでもうなんか光らしちゃえと。ひむの脚もストッキングにしようと思ってたんだけど忘れて肌色に塗っちゃってもういいやと。なんかそういうこまごまとした困ったちゃんな点が幾つも折り重なって出来上がったのがこれなんだけど、要するに、細部でどう理解すればいいか判らない部分は見た人の都合のいいように解釈してください。(笑)
※1
その日その時の気分によりしょっちゅう描写が変わります。あしからずご了承下さい(笑)
※2
一番やってはイカンことですな。(だから捨てようと思ったんだが)
※3
ヒル魔クンとか尖ってたりしますが、彼はきっと違う人種だ。
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