そのとき、ぼくらは、しあわせだった。 最初は、ほんのささいな手紙のやりとりだった。 それが、いつしか、惹かれあうようになった。 気がつけば、お互い、一緒にいるようになった。 毎日が、ドキドキでいっぱいだった。 残念ながら、それは長くは続かなかったけれど、 思春期の甘酸っぱい記憶は、今でも鮮明によみがえる。 あなたはいま、しあわせですか? いいお母さんに、なってますか? あのときは、泣かせてしまって、ごめんね。 ぼくは、なんとか、がんばってます。 バラ色の思い出を、ありがとう。