いきなり果樹苗を輸入するのは大変そうです。
それで練習として、もっとも簡単な苗木の輸入に挑戦しました。
なお、輸入の手順を書くのではなく、輸入顛末記ですのでご了承ください。
何かの参考になれば幸いです。
2013年6月7日更新
▽ポポー
2011年にポポーという果樹苗を輸入しました。
ポポーはサドンオークデス病には無関係ですし、隔離検疫も必要ありません。
輸入はとても簡単ですから、初心者にはうってつけの植物です。
ただし翌年にはバンレイシ科の一部の植物について、
検疫が厳しいものに変更されました。
ポポーも今後、どうなるかはわかりません。
▼品種とか
目的の植物を販売してくれるナーセリーを探します。
ナーセリーというのは、苗木生産業者のことです。
別に販売専門の業者でも構いませんが、通販に対応していることが重要です。
植物の名前で検索すれば検索できると思います。
ポポーの場合、"pawpaw price"と検索してもいいのですが、
pawpawというのはパパイヤの別名らしいので検索に苦労します。
そこでまず植物の学名を調べて、学名で検索するのもいい手です。
たとえば、"asimina triloba price"といった感じです。
品種がわかっているのであれば、
"pawpaw price NC-1"のように、品種名を加えてもいいでしょう。
私はポポーについて、膨大な英文の資料を読み漁り、
その上で品種名を次々に検索しました。
▼輸入代行業者
植物の輸入をしてくれる輸入代行業者を探さねばなりません。
メールで問い合わせます。もちろん日本語でいいと思います。
そんなに多くはないのですが、当時検索したら、四つほど見つかりました。
ポポーやフェイジョアでしたら、どこの業者でもいいと思います。
ただし外国人と結婚した日本人妻がやっているような業者は避けましょう。
彼女たちは食器やハンドバッグについての知識は豊富ですが、
植物に対する知識はありません。
たとえば販売業者に検疫をさせようとします。
たかが数十ドルの商品に、ナーセリーが、そんな手間をかけるはずがありません。
うまくいったように見えても、日本に届いてから検疫証明書の不備が発覚します。
日本語も通じるし、とても親切で美人のナイスバディかもしれませんが、
どうせ人妻時間のムダです。
園芸植物の輸入のお手伝いをしたことがあると主張する方がいても、
果樹苗はタネや球根とは、まったくの別物だと思ってください。
本人達はきちんとやったつもりでも、
違法な手順で送ったものがバレずに届いているなど、色々あるようです。
輸入代行業者でしたら日本語が通じます。
伝えたいのは「この通販ショップから、この品種を輸入してほしい」と、
「植物なので、そちらで根洗いなどを済ませてくれ」の二つです。
大体の料金も聞いておいた方が嫁対策によろしいかと思います。
私はこの時、初回の輸入は練習だと考えていました。
10万円以下で済むなら、品種はなんでもいいからとにかく輸入するつもりでした。
▼そして輸入
輸入代行業者に買い付けをお願いします。
いくつか売切れの品種もありましたが、問題なく輸入できました。
ポポーの苗木を6本輸入して、費用は$520ほどでした。
資料が残っていないので内訳はわかりません。
▽ラベルの一部
なお、通販で買い物をするために、
輸入代行業者にクレジットカードの番号を伝える必要があります。
ちょっと不安ですが、しかたがありません。
まあどこの信販会社も保険があるし、いざとなったら解約する覚悟でした。
▽夏のポポー