薪ストーブ日記2000


だるまストーブもすっかり生活になじみました。
二年目ともなると、欠点などが見えてきます。
便利な道具を買いそろえたりしながら、次のストーブを物色しています。

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・薪が足りない

薪を売り始めて半年、ほとんど売れないので安心していたのですが、
よく考えたら夏場に売れるわけがありません。
11月に入ってちょっと冷え込んだら、すぐに注文メールが届き、
それからは半月に一人くらいの客が来るようになりました。
半月に一人といっても、みなさん軽トラなどで買いに来ます。
積んであった薪はあっという間になくなりました。

玉切りの薪をたくさん持っていたので助かりましたが、
これからはいくら薪を作っても作り過ぎということはなさそうです。
今まで作っていた薪は、だるまストーブ用の20cmでしたが、
多くの人は洋風の薪ストーブを使っており、
40cmくらいの長い薪の方がありがたいとのことでした。
最近はちょっと長めの薪を作ることに専念し、
そのときに出た切りくずで暖をとっています。
それにしても玉切りにしていたナラってめちやくちゃ堅いですね。
今まで生で割っていたので気づきませんでした。

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・部屋の改良

ああ、ついにやっちゃいました。
開発室にだるまストーブを置いたのは良かったのですが、
床がじゅうたんのままでは、いまいち風情がありません。
そこで床をぶち抜いて土間を造りました。
土間はかまちで囲い、真ん中にだるまストーブを置きました。
座って暖をとると自然な高さになって、熱燗をやるにはうってつけです。
子供たちが寝る前に仲良く座っている姿を見るといい感じです。

・土間を作る


まず床を二畳ほどぶち抜きました。
ぶち抜いたらタモの木でかまちを作ります。
タモはバットを作るのに使われる木で、
灰色がかったとても堅い木です。
床下は束(つか)を増やして補強し、
煉瓦で囲ってその上に木組みします。

・囲い


このままでは寒いので囲いをします。
かっこい〜♪
あ、よけいに寒くなりました。

土間が完成したので、だるまストーブを真ん中に置きました。
人が座る空間を確保するため、ストーブを土間の一方に寄せまています。
ストーブに近いかまちは熱くなるので、古いパソコンのケースを立てかけて、
熱を防ぐようにしました。柿の皮を干したりするのに便利です。

・土間


なかなかいい感じになりました。
煙突の長さに合わせるため、下に切り株を置きました。
地面にさな板を置けば、素足で下りることができるのですが、
草履で下りた方が気持ちがいいです。

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・煙突の改良

ストーブを使わない半年の間に煙突を改良することにしました。
なるべく煙突を分解せずに掃除をしたいので、
煙突曲がる部分を蓋付きの丁字型エルボでつなぐことにしました。
丁字型エルボは、筒の一方にフタがついています。
配管を抜かなくても、蓋を外せば掃除ができるのです。
また予備の煙突も用意して、急ぎのときに煙突交換できるようにしました。
交換した煤だらけの煙突は暖かい日にのんびり掃除できるようになりました。

煙突を一度も曲げずに垂直に立てられるならそれが一番です。
垂直に立てた煙突は掃除が簡単で、薪もよく燃えます。
しかし普通の部屋に薪ストーブを置くとなると、
屋根を突き破るような煙突は付けられません。
普通は天井近くまで垂直に煙突を上げ、外に向かって直角に曲げて、
そのまま水平に配管して外に出すことになるでしょう。
このとき、正確に水平に配管するよりも、
外に向かってほんの少し下げるように勾配を付けた方がいいようです。
生木をたくさん燃やしたり、暴風雨で水が煙突に入ると、
煙突の継ぎ目から水漏れすることがあります。
少しでも勾配がついていれば水は部屋に入ってきません。
ステンレス製の煙突は、片方の口がオス、反対側がメスになっています。
配管するときには、室内側がメスになるように継いでいきます。

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・次に買うなら

薪ストーブにもすっかり慣れました。
21世紀にはもう1台を別の部屋に置こうと思っています。
今までの経験から...


・洋風の薪ストーブがおすすめ

私の使っているだるまストーブは6号(胴高60cm)です。
この大きさでは小さ過ぎます。値段的なことも考えると7号がベスト。
6号のだるまストーブでは20cmまでの薪しか燃やせません。
薪をチェーンソーで切る作業はとても面倒ですから、
予算に余裕があれば大きな薪を燃やせる洋風の薪ストーブがおすすめです。
洋風の薪ストーブだと40cm以上の薪が燃やせますし、
斧で割ることができない切り株でも薪として利用できます。

洋風の薪ストーブは高いという先入観がありますが、
私が利用している 岡本商店なら 送料、消費税込みで 92,800円です。

・薪ストーブ(ST-286C)

薪ストーブ92,800円(送料、消費税込み)です。
写真の道具類はすべて同梱されています。

これならなんとか手が届く範囲ではないかと思います。
青色申告のときに消耗品で落とせる金額ですね。
と、思っていたらもっと安くていいのを見つけました。

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