シジミのみそ汁はとてもおいしいです。
家のまわりにうじゃうじゃいたら採って食べるのに。
夏の間、町内の用水路には、水が流れています。
そこにはとてもたくさんのマシジミが生息していますが、
稲作に使う水ですから、秋には水位が下がって死滅します。
水が完全に干上がるわけではないのですが、
家庭廃水などが流れ込むと耐えられません。
そこで常に、ほんの少しだけ水を流すようにすることで、
川の生物を保護することにしました。
最終更新 2013年10月10日
シジミには何種類かあります。
店でよく売られているのは、ヤマトシジミというシジミです。
ヤマトシジミは汽水域に生息するシジミで、
高松海岸で潮干狩りをすればたくさんのシジミが採れます。
▽ヤマトシジミ
我が家の近くの用水路にもマシジミというシジミが生息しています。
マシジミは水田に水を入れる夏の間は、驚くほどの密度で生息しています。
▽マシジミ
他には琵琶湖に生息するセタシジミ、
淡水の外来種であるタイワンシジミなどがいるそうです。
稲刈りが終わった後、川の水をいつも観察するようにしました。
川の水が減っていたら、用水路の上流にある取水口で何かが起きています。
たいてい土砂やゴミで水がせき止められていることが多いです。
大雨の後などによく起こります。
土砂やゴミを取り除いて、ほんの少し水が流れればOKです。
こうすることで、春までシジミが生きられることがわかりました。
生き残ったシジミは、毎年成長していきます。
食べられる大きさになるには、少なくとも3年、
できれば4年育てなければなりません。
▽川底をひっかくと…
▽大きさはこれくらい
嫁の実家に行ったら、用水路にオバエボシガイがいました。
この貝は近所では見かけないので、写真を撮ってきました。
大きくていびつなマシジミといった感じです。
2008年8月16日 兵庫県丹波市市島町