競技説明
             キ ン ボ − ル  


 新しい国際的なボールゲーム キンボ−ル

 カナタで1984年に生まれたキンボールは、世界で250万人の愛好者を有する
ニュースポーツになりました。キンポールには、メインゲ−ムと10種類の楽しみ
方があるリードアップゲームのプログラムがあります。メインゲームは、1チーム
4名、3チームでプレーするユニークなゲームで、直径122cm、約1kgのボールを
自由に操り得点を競います.




<キンボ−ルの特徴>

  キンポールは15〜21m X 15〜21m以内のコートを使い1チーム4人、3チームで
 フレーし、122cmの大きなボールをサーブやレシーブを繰り返し、失敗したら他チーム
 に得点が与えられるゲーム。

  122cmのボールは滞空時間があり、サーブの仕方によって、ドロップや力−ブなどの
 高度なテクニックが使える。


 ○ ヨ−卜と備品

  コート

  コートサイズは最大21mX21m、最小15mX15m。この範囲内の大きさの屋内であれば、 璧や天井を境界線と
 して利用してフレーする.また、参加者の身体条件や年齢を考慮してコ−トサイズを決めてもよい。


  キンポール

   ポ−ルは48インチ(7.22m)、重さは約2.2ポンド(1kg)。

○ 競技の槻要

   試合開始前にまず、各チームのメンバーは、チームカラーを示すゼッケン(ピンク、
  ブラック、プレーのいずれか)を着用する。サーブ権は、各チームのキャプテンがジャン
  ケンで決める。

   試合開始は審判のホイッスルで合図し、コートの中央のサーブチ−ムの3人がボ−
  ルを支え、残りの1人がサ−ブする。


  ・キンポールゲームに必要な備品
    各チームを示す3色のゼッケン――――――「ピンク」「ブラック」「グレー」
    ゼッケンと同色の表示があるスコアボード
    ストップウォッチ

 ◆攻撃側のプレーヤー・の基本姿勢は

   3人のフレ−ヤーが三角形をつくるようにボールの下に入る.片膝を床に付け、頭を下げて、腕を頭上に
  伸ばす。サ−ブするチーム以外は守備につく。



 ○ 基本の守備フオーメーション

   ・守備側のプレーヤーはポールから3〜4m難れた位置につく.

 ◆守備側のプレーヤーの基本姿勢は

   足は肩幅に開き、片足を前に出し、膝を曲げる。腕は前に出し、肩をボールの方に向けて前かがみに
  構える。サーブは、サーブチームの1人が、必ず「オム二キン」(※)と言い、続いて"レシーブチーム"の
  色をサ−ブ前に言ってからサ−ブする。

   (※)「オム二キン」の言葉の由来は、オムニ=すべての、キン=運動感覚という
  意味で、いわば「すべての人が楽しめるスポーツ」という造語。



  サーブされたポールは、指定された色のチームが床に落ちる前にレシーブする
  レシーブした後、ボールを持つて走ることもチームメイトにパスすることも認められているが、3人目がポールに
 触れたらその場からボールを動かすことはできない。また、1人目がレシーブのためにポ−ルに触れてから10秒
 以内に3人目がポールに触れなければならない。



  レシーブするチームの3人目がポールにタッチした後は、5秒以内にサーブしなければならない.
  レシーブに失敗すると、失敗したチーム以外の2チームに1点が加算される。また、他のプレーヤーを罵倒したり、
 審判の判断に逆らったり、スポーツマンらしくない態度をとるなとの反則をした場合、他チームに点数が与えられる。
  その後のゲーム再開は、レシーブの失敗や反則をしたチームが、レシ−ブの失敗や反則をしたところから(2mの
 範囲内で)サーブする。
  ゲ−ム時間は3セットマッチで、各セットは15分で行う。ただし、申し合わせ事項として、参加者の身体条件
 や年齢、経験の有無、1チームの登録人数が少ない場合などを考慮し、各セットを7分に設定してもよい.
  各セットの休憩は3分。2セット目からは最も点数の低いチームがサーフ権を得、ゲーム開始となる。ただし同点の
 場合は1セット目の開始時同様にジャンケンで行う。勝敗は3セットマッチの総得点で競う。



・高齢者や障害者用 ル−ルバリエーション

  高齢者や車イスの方には運動葦を少なくするために「サーブされたボ−ルを、1バウンドしてからレシーブしても
 構わない」と言ったルールを採用することができる.



○ 得 点

 反則やプレーに失敗があった場合は、主審はホイッスルを1回鳴らし、各1点が他の
2チームに与えられる。

 ・警告を受けた場合に他チームに点数が与えられる.

  a.最初の警告の場合、1点が他の2チームに与えられる.
  b.2回目から5回目の警告の場合、5点が他の2チームに与えられる.



 ・ 退 場
   チーム(コーチも含む)がスポーツマンらしくない行為をし、警告を受けた場合、個人的な警告を2回受ける
  とその人は退場となる。試合は交代選手を入れて続けるが、控えの選手がいない場合は3人でゲームを
  行う。また、個人に対する警告もチ−ムに対する警告とみなし、5回の警告を受けるとチーム全員が退場と
  なり、2チームでゲームをする.



 ・ チーム
   1チームの最大登録人数は12人。ただし、ゲームは1チーム4人、3チーム計12人
  で行う。交代はサ−フやレシーブの失敗・反則が行われた時にコーチの指示によって
  何回でも行うことができる。


 ・ サーブ
   手や腕でボールを打撃することをサーブという。味方のメンバー全てがサーブの瞬間にポールに触れていなけ
   ればならない。1人のプレーヤーが続けて2回サーブできない。
    サーブの前に必ず「オム二キン」という言葉とレシーブチームの色を言ってから行う。
    例えば、「オム二キン、ピンク」と言つてからサ−フする。相手チームの色をコールするのは、サーブチームの
   誰か1人がする。ボールは床に着く前に上に向かって飛ばすか、まっすぐ飛ばすかしてボールの直径の2倍、
   約8フィート(2.5m)以上飛ばさなければならない。頭上に2.5m飛ばしても構わない.


  ※ 初心者の場合、サーブは必ず両手で行うこと.初心者に指導する時は、片手での
    サーブは反則をとり、禁止する.


   サーブはコート内に落ちなければならない。ポールに触れていたプレーヤーがボールから離れ、弾みをつけて
  サーブを行うこともできる。



  ・ レシ−フ
    ボールが床に着く前にコート内でポールを捕らえなければならない。
    レシーブするチームはボールが床に着かないようにするために、身体のどの部分を
    使ってボ−ルをキャッチしてもかまわない.ただし、つま先でのキックは怪我やポー
    ルの破損につながるので禁止とする.
    ボールのナイロンカバーや口の部分をつかんでレシーブしてはならない.



○ 審判員とその他の役員

  主審:公平にルールを適用し審判をする.
     すべてに権眼をもち、主審の決定が最終で異議を申し立てることはできない.
   ・ゲームのスタートの進行・警告を発し、ペナルティーを課す。
   ・選手の交替、ボールを持っている時間を計る.
   ・必要と思えばタイムアウトを取ることができる.
   ・状況に応じて下記役員を設ける.
      副審:主審の補佐をする.
      スコア−ボ−ド係:スコアボードに得点を表示し主審にプレーヤーの2回目
                の警告やチームの5回目の警告を通知する.
      タイムキ−バー:試合時間や休憩時間を計る.
      ラインズマン:ボールが境界線を出た場合、主審に合図を送る.


    <1999改定>



< 日本キンポール連盟 >

   20名以上の受講希望者がおられる地域には、指導者派遣および用具の貸し出しを行っています。講習受講者
   には、国際資格であるリーター認定がされます.さらに、リーグー認定後、連盟公認のリーダー講習会を1回以上
   受講された方は、アップグレードのマスターの受験資格が取得できます。この機会に新しい国際的なボールゲーム
  「キンボール」の講習会の開催を、是非ご検討くださいますようお願い申し上げます.

                                日本キンポール連盟

   
講習会のお申し込みは必要事項をご記入の上、下記の番号へFAXしてください.
       講習会お申し込み、 FAX専用番号.06−6981−7470
       日本キンポール連盟 御中
                      FAX専用番号 06−6981−7470


    ※ 以上 「日本キンボ−ル協会」の資料より。


  < 三重県キンボ−ル連盟 事務局 >

      ・三重県伊勢市古市町361−17
         井手口 克利      TEL 0596-24-2129