三重県民共済生活協同組合 普及員
 栗本 すわ子さん(49)
 鈴鹿市長太



県民共済の魅力伝えたい
喜ばれる仕事にやりがい


 「県民共済の顔≠ニして各家庭を訪問し、共済に関する説明や情報をわかりやすく伝えるのが役目です」と話す。


 今年七年目。四日市市の内部、笹川地区を担当し、三カ月かけて約八千世帯を回っている。


 普及員をしていた知人から「いい仕事だからやってみたら」と勧められたのがきっかけ。


 仕事に対する不安はあったが、研修期間もあり「自分の担当エリアをしっかり回っていれば大丈夫」と教えられ、安心したという。


 仕事は一日三時間、十五日で四十五時間以上をクリアすれば、自分の生活スタイルに合わせて出来る。


 初めは地理の不慣れや、話のきっかけ≠ェうまくつかめず困ったこともあった。それでも誠意を持って何度も回ると「また来てくれてありがとう」と歓迎されたり、「あなたの説明に納得したわ」と加入に結びつくことも。


 また「説明を聞いて制度の改正点がよくわかった」「こういう場合でも共済金が出るんだね」「支払いの対応が早く助かった」などと、喜ばれるケースもあり、仕事にやりがいを感じている。


 毎月の研修会には、県内の普及員が集まる。共に汗を流す仲間たちとの時間は、自身の仕事への活力になるという。


 三、四月は十八歳までを対象にした「こども型」共済のキャンペーン。一カ月千円からという手ごろな掛け金なのに▼けがの通院や、病気の日帰り入院からの保障▼手術の保障▼第三者への損害賠償付き▼決算後の剰余金は割戻し―など、手厚い保障内容。


 入学など春の新生活を前に「多くの家庭にこの魅力を伝えたい」と張り切っている。目標は街中で気軽に声をかけてもらえ、質問をしていただけるような存在―だという。


 趣味は読書と友人との会食=Bエッセーが好きで、古本屋をよく利用している。


 夫(五五)と長男(二八)、長女(一四)の四人暮らし。


(内田 敬子)


 H19.3.28 第291号

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