津市高野尾町
有限会社 こうちく男爵
059(230)2833
県下最大級のイチゴ園
県下最大級、約一万平方メートルの広さを持つイチゴ園を経営。県内外へも出荷しており、観光農園としても楽しむことができる。最近では、一日に二百人以上の観光客が訪れることもあるという。
水谷隆代表取締役(52)は十二年前、花や野菜などがなんでもあり、みんなが楽しめる農園づくりを発案。農家仲間に声をかけ、六年前に同園を始めた。
メンバーは揃ったが、思うような広さの土地が見つからず、実行までに約六年かかった。
経営者は三人。こだわりの農園に取り組み、キュウリを栽培する水谷さん、洋ランを栽培する山田清隆さん(50)、豚を飼育する小菅伸一さん(48)ら。多くの人に「本物の農産物を届けたい」と努力を続けている。
園内には長さ七十メートル、幅六メートルのビニールハウスが五十棟並び、室内の日中温度は二十八度から三十度。夜は八度以下にならないように注意している。
方法は、土とロックウール細粒綿という培養土を使った土耕栽培と高設栽培の二種類。
シーズン中は、午前中に約千個を収穫して午後からは箱詰め。その日のうちに県内と大阪方面へ発送。昨年一月には、三重の“安心食材”にも認定された。
イチゴ狩りは混雑するため、育成を考えながら園内を開放。満足してもらえるよう、電話での予約をお願いしている。
水谷隆代表取締役の話
ここまでこれたのは、県や市の協力のおかげ。生ごみを集め、たい肥にするなどして地域に役立っていきたい。
H19.3.28 第291号
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