(株)三重パーツ
鈴鹿市御薗町
電話059(372)8610
循環型の社会を創造
月間四百台の使用済み車を適正に処理。まだ使えるパーツをよみがえらせる「リユース」、素材を徹底分別する「リサイクル」、できるだけ廃棄物を出さない「リデュース」の循環型社会を創造している。
創業は昭和四十二年。齊藤貢社長(五九)の父が二輪部品の製造業を創業したものの、二年後に死去。その後を継いで古紙や古鉄などの回収業をしているうちに、「廃棄物の中には再利用できるものがあってもったいない」と感じ、今の業種に転換した。
エンジンやマフラー、ドアなどのリサイクルパーツは多様。在庫数は約二万四千点あるが、部品を安定供給するために五年がかりで部品流通のネットワークシステムを構築した。
同システムは、全国の同業社約百三十拠点とコンピューターでつながっており、在庫管理情報から適正な部品を調達。素早い対応で、お客さんのニーズに応えている。
このほか、同社ホームページは部品問い合わせや廃車・事故車買い取りコーナーを設置。毎月発行する情報紙も閲覧できる。
今後、子どもたちにもリサイクル教育≠ェ出来たら…と、会社見学を計画している。
齊藤社長の話
「解体業=リサイクルに大切な仕事」という誇りを持ち、より社会貢献出来るように頑張っていきたい。
H19.5.23 第294号
[ バックナンバー ]