朗天狗
 三重郡菰野町
 TEL059(394)1941


読みあそびで人を元気に


 全国の保育園や学校、老人ホームなどで絵本を読み、人の心を元気にしている。珍しい試みで、自身らを“ブックドクター”と名乗る四人組。


 五年前、「“心が元気になる糸口”を見つけてもらえる本を紹介しよう」と、三浦伸也・代表取締役社長(45)と杉本昌弘さん(42)で立ち上げた。


 社名は「朗らかなことにおいては天狗であってもいい。皆が朗らかになれば楽しい社会になる」との願いで付けたという。


 その場の雰囲気に合った絵本を、声色や大きさを変えて読むだけでなく、「次どうなると思う?」など、聴衆に呼びかける“読みあそび”を展開している。


 このほど亀山市和田町の和田保育園でも、絵本を通じ園児・保護者と触れ合った。


 三〜五歳児・五十四人の前で、四冊の絵本を紹介。絵本を読み終わるたび「もう一冊読んでぇ」とせがまれ、大人気だった。


 保護者を対象にした講演会では「子どもは敏感で、うそをつくと見抜かれる。今を楽しみ、何事にも本気で取り組めば、満喫した時間を共に過ごせるはず」と、体験を交えて話した。


 三浦代表取締役社長の話


 一人でも多くの人に元気になってもらえるよう、熱く、楽しい時間を提供します。将来、ブックドクターになりたいという子どもが増えればうれしい。


H19.10.10 第300号


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