H18.3.22 第275号発行分
・住民の力で交通事故ゼロへ
・米寿を記念し茶会開く
・子どものこころがみえてくる
・ジュゴンの石像を作成
・静物や風景がずらり
・来月の法人化目ざし設立総会
・ショッピングサイト「産直市場」
・市民団体が活動紹介
・「一生懸命がんばります」
・「ゆうすけの車」を出版
・革工芸など105人が200余点を
・147年ぶりの再会
・市民劇団「Be One」
・白熱!「ラグビー写真展」
・「千代が愛した一豊とぎふ」
・こちら油彩を35点
・声なき声≠ノ感動の涙
・中小企業の商品開発を応援
![]() |
住民の力で交通事故ゼロへ 車いすで“体験”訴える鈴木さん 松阪市で撲滅市民大会 |
十七万人が一丸となって交通事故を撲滅しよう!“慢性的”な交通事故多発地域の松阪市で、市民が決起した。このほど市民文化会館で「交通事故撲滅市民大会」が開かれ、会場は超満員。交通事故で車いす生活になった元準ミス・インターナショナルが基調講演。交通死亡事故ワースト上位の“常連”という不名誉な記録が、市民の意識で払しょくされようとしている。来月六日からは春の全国交通安全運動が始まるー。 市内五百の自治会で構成する同市自治会連合会の主催。「現状に歯止めを掛けるため、地域に身近な自治会から呼びかけては…」と初めての試みを。西村勇喜会長(74)によると、自治会組織が交通安全の大規模な催しをするのは全国でも珍しいという。福祉バス十四台を手配し、約千三百人が来場した。 同市は平成七年から十七年までの十一年間、十四年以外は常にワースト十位入り。うち四回は一位。松阪警察署の山添重光交通官は、管内の実態をこう話す。 昨年中は二十一人が死亡。住民同士の事故が半数で、住民が絡まないのは一件のみ。譲り合いの気持ちがあれば減るのでは。今年もすでに犠牲者が出ている▼交差点で一時停止ができない、信号を守らない。飲酒運転も多く、認識が低い▼シートベルトの非着用が目立つ。着用していれば助かっていたのに…という事故も▼昨年の死者数のうち、十一人が六十五歳以上。自宅から半径五百b以内の生活道路で発生。使い慣れた道の過信・思い込みが原因という。 基調講演では、エッセイスト・鈴木ひとみさん(44)=東京都在住=が「車椅子からの出発」と題して話した。十九歳のときミス・インターナショナル準日本代表に選ばれ、ファッションモデルとして活躍していたが昭和五十九年、撮影の帰りに交通事故で頸髄を切断、若くして車いすの生活になった。 “君の足はもう動かないだろう”という主治医の言葉に「驚きや嘆きより、ただ信じられない。泣くことも忘れた。朝が来るのが嫌だった」。 懸命なリハビリ。約二年の入院生活の間に身障者国体に出場、車いす陸上の二種目で優勝した。 鈴木さんの心を支え続けたのは現在の夫・伸行さん。事故当時、意識もうろうの鈴木さんにキスして“生きろ”と訴えたという。このエピソードは著書の題名にもなり、ドラマ化された。 「世界には(障害者と健常者という)二つのグループがあるのではなく、ある部分で優れていて、ある部分で劣っているというだけ。生きていればいろんな障害がある。治らないならいかに人生を過ごすか。他人とも、以前の自分とも比べちゃいけない」。 講演や執筆業の一方で、洋服メーカーのモデルや企業のバリアフリーアドバイザーとしても活動。アテネパラリンピックでは射撃に出場して奮闘した。 終了後、著書の販売とサイン会が。鈴木さんは「自分だけは事故に遭わないと思っている人がいるが、それはない」と話していた。 西村会長の話 交通事故の撲滅には、個人の意識しかない。この取り組みを機に、それぞれが家庭に持ち帰って進めてほしい。事故のない松阪を実現したい。 |
![]() |
米寿を記念し茶会開く 津市 裏千家の奥山宗津さん |
津市高茶屋の茶道裏千家・奥山宗津師範(本名・和子)の米寿を記念した茶会が、さる五日に催された。 十七歳から茶の道へ入り、指導した弟子は千人以上。中日くらし友の会県支部長も五十年務める。三年前から準備を進めたが、横浜や四国にいる弟子や「日本文化が大好き」と、駆けつけたイギリス人、男性も八人が出席し、米寿を祝福した。 茶室に飾られた掛け軸は、水戸徳川六代・治保(はるもり)公の筆跡といわれ、いろいろな字体の「寿」が百一字書かれている。また、生花の白鶴は「過去・現在・未来」を表現。未来に向かって進もうと願いを込めたという。 奥山さんは「周囲のみなさんの支援、忠実についてきてくれたお弟子のおかげです」と話していた。 |
![]() |
子どものこころがみえてくる 県教委生涯学習室がワークショップ |
「子どものこころがみえてくるワークショップ」が、このほど津市の県文化会館で開かれた。 県教委生涯学習室の主催で、いきいき親子サポート事業の一環。子育ても学びの一つと考え、年間通じて企画を展開。今回は、講師に親子遊び研究家・篠秀夫氏=神奈川県茅ヶ崎市=を招き、二日間にわたって両親、保育者、子育て支援者などが参加した。 篠さんは七歳までの子どもの心の特徴や、関わる中での大切なことのほか「親子で歌うことで一体感が生まれ、輪唱なら聞きながら歌うなど、遊びの中で子どもの能力を上げることができます」などと説明。おもちゃがなくてもできる親子遊びや表現遊びを伝えた。 |
![]() |
ジュゴンの石像を作成 津市の野田さんが保護活動のPRに |
ジュゴンの保護活動をする津市大園町「ジュゴンパラダイス三重」の野田啓子代表(43)は、このほどジュゴンの石像を制作。同所のマンション・セジュール大園壱番館入り口に設置した。 ダイビングが趣味。海で見た生物の確認に鳥羽水族館を訪れた際、ジュゴンと出合い、同館の「ジュゴン一日水中運動係」に参加した。 このとき、一時間ほど泳いだが、優しい目に感動。石像を作ることを思いついたという。 知り合いから伊勢市の中村石材店を紹介してもらい、写真集を基に作成を依頼。高さ一b二十a、重さ一・五dの石像が四カ月かかって出来上がった。 野田さんは「わが娘のようにかわいい。説明文を書いた看板も立て、ジュゴンのことを多くの人に知ってもらいたい」と話していた。 |
![]() |
静物や風景がずらり 津の上村さんら「水彩六人展」 |
津市の絵画教室で絵を習う仲間が、このほど同市の三重画廊で「水彩六人展」を開いた。 メンバーは四十から八十代までの女性。同市末広町、主婦・上村寿代さん(42)は、講師の駒田幸男さんの個展でボタンの花の絵に魅了、十年前から教室に通っている。 みずみずしさが感じられるイチゴ、カキなどの静物画や松阪市のうきさと村、志摩市の大王崎などの風景画など、一人約十点を展示した。 上村さんは「風景は、その町の暮らしが感じられる場所にこだわった。今後も好きなものを思うように描きたい」と話していた。 |
![]() |
来月の法人化目ざし設立総会 みえ犯罪被害者総合支援センター 本村洋さん(あすの会)が講演 会員や寄付金なども募る |
四月一日に社団法人化を目ざす「みえ犯罪被害者総合支援センター」の設立総会が、このほど津市安濃町のサンヒルズ安濃で開かれた。 「県内に事件事故の被害者と家族、遺族を支援する民間団体の設立を」という声のほか、凶悪事件や性犯罪、ストーカー、虐待などが増加している。 このため昨年五月、県警本部などが中心となり、県内の臨床心理士会、弁護士会をはじめとした有識者が「犯罪被害者の明日を考える会」を発足、同支援センターの設立準備委員会を経て法人化に向けて準備を進めている。 総会では理事長に田村憲司氏、委員長兼センター長に橋本敞氏を選任。基調講演は七年前、十八歳の少年に妻と十一カ月の長女を殺害された「全国犯罪被害者の会(あすの会)」幹事・本村洋さん(三〇)=山口県光市=が「検察官による公訴だけでなく、被害者による私人訴追を認め、センターでは被害者を温かく支援してほしい」などと話した。 同センターでは今後、研修を受けた支援員が被害回復のための電話無料相談やカウンセリングで被害者のケアに当たり、支援のための広報活動などを展開。正・賛助会員、寄付金を募集中。詳細はрO59(213)8211へ。 |
![]() |
ショッピングサイト「産直市場」 県物産振興協会が開設 |
県物産振興協会(伊勢市桜木町)は、今年からインターネット上のショッピングサイト「伊勢志摩グルメ産直市場」を開設した。県内の特産品を集め“三重のうまいもん”が購入できる。 伊勢茶、地ビール、海産物、食品など約四十品目で、さらに増やす予定。「お年寄りなど外出が不自由な方にも楽しんでほしい」と担当者は話す。 なお、出品業者も募集中。顧客から注文があった商品を、協会が業者から仕入れる取引形態で、受注処理やホームページの管理などは不要。販路の拡大につながるという。初期費用が無料になるキャンペーンを実施中。詳細は同協会へ。 |
![]() |
市民団体が活動紹介 松阪 アピールショップ開店 |
松阪市を中心に活動する三つの市民活動団体が、同市日野町に合同で「団体アピールショップ」を開店。独自の商品を販売している。 エイサーまつさか八部衆(同町、長谷川隆司代表)は、三線と太鼓を使って踊る沖縄の伝承芸能を、パネルやテレビモニターで紹介。 あさみまちづくり協議会(同市大宮田町、田村正会長)は、地元で採れた米(五`千六百五十円)やキャベツ(百円)などの野菜を販売。 身体障害者通所施設希望の園(同市殿町、村林慎也園長)は、園生が作ったTシャツ(二千円〜)などを販売。それぞれ活動資金にしている。 開店から二日間で五万八千五百九十円を売り上げ、来店者は百人を超えた。今月末まで試行営業。リピーター確保に向け、団体の活動がわかる商品を充実させ、四月から改装オープンする。 同市市民活動センター・畑中英樹さん(29)は「店に来て初めて団体を知ったという声が多く、予想以上の反響でうれしい」と話している。 |
![]() |
「一生懸命がんばります」 自衛隊入隊・入校予定者激励会 |
今春、自衛隊や防衛大学に入隊・入校予定者の激励会が、このほど津市の県総合文化センターであった。 県防衛協会連合会、自衛隊父兄会県支部連合会、県隊友会などが開いたもので、今年は陸上六十九人、海上十九人、航空二十七人、防衛大六人が予定され、うち約九十人が出席した。 式典とアトラクションの二部構成。来賓や先輩隊員から励ましの言葉のあと、海上自衛隊入隊予定の新崎宏明さん(一八)=津市=が「立派な自衛官、立派な社会人となるよう一生懸命がんばります」と代表あいさつをした。 アトラクションでは、名古屋市守山区の陸上自衛隊第10音楽隊と県内の実力校・白子高校吹奏楽部との合同演奏もあり「祝典序曲」、「星条旗よ永遠なれ」が演奏された。 |
![]() |
「ゆうすけの車」を出版 将来は車のデザイナーに 四日市市の江川さん |
四日市市内の中学校をこのほど卒業した江川祐亮さん(14)はポケットサイズの本「ゆうすけの車」を先月、メダカ出版から出した。 大の車好き。一歳半の時からミニカーなどで遊び、四歳ごろからは車の絵を描き始めたという。しかし、頭痛などの症状がひどくなり、中学一年のころから大半を自宅で過ごすようになった。 それ以来、不登校の子どもや障害者などが集い、メダカ出版としても活動しているNPO法人・フリースペースめだかの学校(鷲見麿代表)を利用している。 印刷と製本は、めだかの学校が運営する小規模作業所「メダカ出版所」で行い、通所者の手作りで仕上げた。 本はポケットサイズで六十七ページ。十一歳からの作品を約百点収め、二百冊を発行した。有名メーカーの車を精巧に描いた作品、中国やアメリカ車を写真で見ながら描き、風景と一体化させたものなどさまざま。オリジナルデザインの絵も。同市立の小中学校六十二校へ一冊ずつ贈呈、クラスメート全員にも配った。 来月から市内の高校へ進学が決まった江川さんは、「本を出したことで友人との交流も再開し、自信がつきました。将来は車のデザイナーになりたい」と話していた。 |
![]() |
革工芸など105人が200余点を 県勤労者福祉会館教養講座生作品展 |
津市の県勤労者福祉会館教養講座生の作品展が、このほど同市の県総合文化センターで開かれた。 革工芸、毛糸手編みなど八講座の受講生百五人が約二百点を展示。食器に生けた花や、押し花で飾った俳句など、形式にとらわれない、自由な作品が並んだ。 職場の上司の紹介で十年前から洋画を習っている竹内義夫さん(62)は、昨年秋に訪れた三重郡菰野町の蒼滝淵を描いた風景画を。 「一年間の集大成として発表できてうれしい。仲間と一緒に刺激しあって描き続けたい」。書道の安田としこ講師は「実用に生かせるよう、読みやすい身近な字ばかり。若い人も多く、明るい雰囲気の作品が目立ちます」と、話していた。 |
![]() |
147年ぶりの再会 武四郎とアイヌ民族 子孫同士が交流を |
北海道の名付け親・松浦武四郎の子孫と、屈斜路古丹の子孫が世代を超え、百四十七年ぶりに再会≠オた。 武四郎は安政五年(一八五八)、六回目の北海道調査で屈斜路湖を回った時、「イソリツカラ」という名のアイヌ民族が案内してくれたと記録にあり、アイヌ文化を研究している同記念館の高瀬英雄館長(六七)が北海道で同民族の子孫と出会ったのが縁で実現した。 先月、松阪市小野江町の松浦武四郎記念館、小野江小学校であった「第十一回武四郎まつり」で再会。下村猛市長が立ち会い、松浦家からは資料などを寄贈してくれる直系子孫の松浦一雄さん(七一)=東京都目黒区=、実家の松浦ともさん(八四)ら五人。アイヌから服部裕子さん(五〇)、武田千鶴さん(五〇)ら五人の直系子孫が来場した。 花束交換や記念撮影をして交流。武田さんは「再会を嬉しく思います。遠い祖先が武四郎さんと会えて光栄です。今度は古丹で会えるのを楽しみにしています」と感想を話した。 このあとと五人が所属する「弟子屈町屈斜路古丹アイヌ保存会」が、国の重要無形文化財のアイヌ古式舞踊を披露した。 |
![]() |
市民劇団「Be One」 来月30日旗揚げ公演 |
松阪市を拠点にした小中高校生の市民劇団「ミュージカルBe One(ビー・ワン)」。その初公演「陽はまた昇る」が、来月三十日に同市コミュニティー文化センターで開かれる。 舞台は中世の英国。幼いころから共に修練を積んだ二人の騎士が主人公。一人の出世を機に関係が変化、衰退した国の再建に立ち上がる物語。 主人公のジャックとベンを演じるのは、私立高校一年滝紗織さん(16)、県立高校一年廣田義乃さん(16)。滝さんは「男性役なので、立ち方に気をつけています。葛藤やねたみは現代もある。今と重ねて見ると面白い」と話す。 同劇団は、小学三年から高校一年までの十二人と保護者らで活動。演出などに協力する社会人も加わり昨春の結成以来、約一年かけて準備してきた。 午前十時三十分と午後二時の二回。入場無料だが整理券が必要。市内の市民文化会館や市民活動センターなどで配布している。 |
![]() |
白熱!「ラグビー写真展」 津の松村克彦さんが喜寿を記念し |
津中日文化センター「史跡探訪」講師・松村克彦さん(77)=津市一身田上津部田=は、このほど喜寿を記念した「ラグビー写真展」を同市丸之内養正町、NHK津ぎゃらりーで開いた。 展示した三十点には迫力ある選手の表情がいっぱい。 ラグビーとの出合いは三重農林専門学校(現・三重大)生のころ。体格の良さからクラスマッチの試合に引っ張り出され、とりこになったという。 写真を撮るのが趣味。明野高校教諭時代、甲子園で生徒の写真を収めたことも。定年後は、大阪の花園ラグビー場へ通い、撮影を続けてきた。 ゴールポストの後ろで、選手が突進してくるのを待ち、攻撃と防御が激しくぶつかる瞬間を狙う。「寒い中、じっとチャンスを待つのに根気がいる。大変ですが、多くの人に見てもらえてうれしい」と話している。 |
![]() |
「千代が愛した一豊とぎふ」 ドラマ舞台の地に招待 宿泊券プレゼント |
岐阜長良川温泉旅館協同組合(岐阜県岐阜市、九施設)は、NHK大河ドラマにちなんだ「岐阜は一豊と千代の婚礼の地キャンペーン」を展開。抽選で百組二百人にペア宿泊券をプレゼントする。 岐阜県はNHK大河ドラマ「功名が辻」の舞台で、戦国武将・山内一豊が妻千代と結婚して一国一城の主になると誓った地。岐阜公園には昨秋“伴りょのかがみ”として千代をたたえた碑=写真=が建立され、ゆかりの史跡も残っている。 官製はがきに住所、氏名、電話番号、岐阜長良川温泉宿泊希望と記入し〒502―0817岐阜市長良福光2610―4、岐阜長良川温泉旅館協同組合まで。宿泊施設の指定は不可。往復はがきで応募すると、返信はがきが割引券になるダブルチャンスも。三十一日締め切り。 |
![]() |
こちら油彩を35点 津商高生らの「三歩会展」 |
津商業高校の美術部員と卒業生、顧問による絵画展「三歩会展」が、このほど津市の三重画廊で開かれた。 絵画を通じて交流を深める恒例行事で三十九回目。会の名前は「一(生徒)、二(卒業生)、三(顧問)歩」から名づけた。 約三十五点を展示。夏合宿のスケッチをもとに、三年生の大川智美さんと浅尾佳加さんが海辺のテトラポット、永谷友梨香さんは鳥居を題材に油彩で仕上げ、会創立時の顧問・野田真章さんの作品も。 大川さんは「入部当初は油彩の難しさにぶつかったが、成長したね≠ニ、声をもらって励みになりました」、永谷さんは「先輩たちの作品が勉強になりました。卒業後も趣味で絵を続けていきたい」と話していた。 |
![]() |
声なき声≠ノ感動の涙 次世代に伝えたい「人生の体験文発表会」 介護、平和や社会問題など… |
家庭や職場での介護、青少年問題、子育て、仕事など、社会や若者たちに伝えたい「人生の体験文発表会」が、先月二十五日、松阪市若葉町の社会福祉法人・太陽の里、さわやか福祉専門学校で開かれた。同校が主催で、東海経済新聞社、学校法人・太陽学園サンコンピュータビジネス専門学校共催、中日新聞社、三重テレビ放送、三重エフエム放送、三重県社会福祉協議会、松阪市社会福祉協議会の後援。昨年十一月から今年一月末まで一般から募集。県内外から四十一人、五十二作品が集まり、最年少は十六歳、最高齢は九十三歳だった。九個人、一団体の入賞者が、作文や短歌などを発表。戦中戦後を生き抜いた涙ぐましい教訓、介護の大変さ、社会問題など声なき声≠披露し、来場者を感動させた。 受賞者と内容は次の通り(敬称略)。 ▼松阪市社会福祉協議会会長賞 池田明美(四三)=津市香良洲町。 娘の恵さんが代読。明美さんは介護職。自分の父親の介護を通し、施設を利用する家族の気持ちがわかり、本当の介護を学んだ。 ▼中日新聞社賞 田畑保(七八)=志摩市磯部町。 十五歳で学校を卒業、家業や炭鉱に勤務したが、間もなく海軍少年航空兵に。復員後も必死に働き、今も元気なうちは働こう≠ニがんばる。昔の日本人はこんなに働いたものか…と考えさせられた。 ▼三重テレビ放送賞 徳田悦子(六〇)=松阪市飯南町。 義母(九〇)の介護日誌を短歌で記録。壮絶な介護の中でも「辛抱強く同情心を持ってゆっくり耳を傾けて。認知症が進んでも心は生きている」と。 ▼三重エフエム放送賞 中村幸子(七九)=津市安濃町。 六十年間、秘めていた東南海地震の体験を、社会の役立てたらと「いのちありて」を出版。小・中・高校、図書館などへ寄贈。さらに千羽鶴をお年寄りらへ贈り続けている。 ▼東海経済新聞社賞 金山英子(七三)=三重郡菰野町。 人は支え合い、助け合って生きるものだが、近頃は私利利欲のため罪を犯す。愛があれば事件もなくなる。若い人は悩みを成長の糧にし、常に目標を持ってなど、「愛と平和」と後輩へのメッセージが。 ▼サンコンピュータビジネス専門学校校長賞 浅井房子(七五)=度会郡南伊勢町。 食料、物資、睡眠不足の中を生き抜いた体験と、平和への願い。「物を粗末にする人は、自分も粗末にされる人」と、物の大切さを訴えた。 ▼さわやか福祉専門学校校長賞 庄司平(七一)=津市白山町。 詩人・大関松三郎の「畑うち」を紹介。生きるということ、額に汗することの喜びを伝え、若い世代にエールを送る。 ▼太陽の里理事長賞 加藤いく子(八八)=津市一身田町。 日々の生活の中で、神・仏への感謝を忘れないよう呼びかけ、祖父から教えられた「さい銭のあげ方」を今でも守り、伝授する。 ▼さわやか福祉専門学校特別賞(団体) 社会福祉法人・太陽の里、ケアハウスさわやか苑=松阪市川井町。 坂口さだ、杉本早苗、寺西英子、伊藤定子、田中勲、藤本わか、新出君代、谷口登美子、大野エイ子、駒田千鶴子、村田三男の十一人のみなさんが応募。 村田さんは、一日千歩以上歩くこと、生活のリズムを壊さないことが元気の秘けつ―と。さらに生きるか死ぬかの戦争体験から「戦争は絶対してはいけない」と訴えた。 ▼同(個人) 中山沙洋加(六一)=松阪市若葉町。 毎週作品を送り続けてくれた。生きているありがたさ、介護問題、少子化への警鐘などを短歌で。ヘルパーの資格取得にも挑戦。今月修了の予定という。 |
中小企業の商品開発を応援 県産業支援セが補助金交付先を募集 |
県産業支援センター(津市)は、中小企業の新商品・新技術開発に必要な経費の一部を補助する事業の平成十八年度募集を、来月三日から始める。 「三重県中小企業経営改革チャレンジ支援事業」の対象は、県内に事業所があり、経営改革に取り組む中小企業者や組合など。大学や研究機関と連携した共同研究開発も可能。補助金額は百五十から四百五十万円で、補助率は対象経費の二分の一以内。 締め切りは五月十六日。審査後、七月中旬に全応募者に結果を連絡する。内定者向け説明会のあと、八月上旬以降に交付の予定。詳細はホームページまたは同センター窓口で。 なお、十七年度の応募総数は六十二件、うち二十七件が採択。一件あたりの平均金額は二百九十五万円だった。 |
[ バックナンバー ]