ヒト・パボウイルスB19でリンゴ病が起こります。潜伏期4日〜14日です。
両側の頬が紅くなり、リンゴのようなほっぺになる事から、一般にリンゴ病(医学名は伝染性紅斑)といわれています。手(上肢)、
足(下肢)にレース状、ノコギリ歯状の紅い発疹が見られます。
発熱(15〜30%)を伴うことがありますが、高い熱が長いあいだ続くことはまれです。
家族内の感染もみられますが、成人では、関節痛、関節炎を併発することがあります。妊婦さんが妊娠前期で感染すると
胎児水腫など、胎児の死亡(2〜6%)の危険性があります。学校、幼稚園、保育所などで、リンゴ病が流行する場合には、
妊娠前期の職員など、関係者は十分な注意が必要とされています。
4〜10日ぐらいで発疹は消えてしまいます。ボロが出た時には、
リンゴ病のウイルスは身体からなくなっており、感染力はありません。したがって、感染を予防するために、
リンゴ病の子どもとの接触をさける必要はありません。
お子さまが、お熱もなく元気にしていれば、幼稚園や学校は,お休みさせなくてもよいでしょう。
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